ヘアケアで1番大事なのはシャンプーです!
髪の毛は1度痛んでしまうと元に戻るのに時間がかかります。
痛めないようにすることが重要です。
そしてヘアケア商品は『サロン商品だからいい』『市販だから悪い』という訳ではありません。
美容師でも成分を勉強している人は少なく、間違った知識で説明している美容師は少なくありません。
長く美容師の経験があり、多くのヘアケアの資格を取得して、独自に成分を勉強した美容師が『本当にいいシャンプー』を厳選しております。
今回のブログは「【ヘアドネーション】髪の毛の寄付は何センチから?条件やNG」について書かいていきますね♪
最近では、メディアやSNSなどで「ヘアドネーション」が広がってきており、お客様から聞かれることが多くなってきました♪
「ヘアドネーション」とは、髪の毛の寄付のこと!
ただの寄付などではなくて、病気や薬の副作用で髪の毛が抜けてしまった方に無償で提供しているもの。
僕も何度かお客様にお願いされて「ヘアドネーション」のお手伝いとして、髪の毛を束にまとめてカットしたりしました♪
そんな「ヘアドネーション」を、聞いたことがあるけど実際にどうやってすればいいのかわからない方も多いと思います!
そこで、今回のブログでは「ヘアドネーション」について書いていきますね♪
- ヘアドネーションとは?
- ヘアドネーションの条件とは?
- ヘアドネーションのやり方
このブログは美容師歴13年以上の現役美容師が書いていきますね♪
ぜひ参考にしてくださいね!
ヘアドネーションとは
ヘアドネーションとは、切った髪の毛で医療用ウィッグを作るための寄付のこと!
NPO法人が行っている慈善活動で、病気や事故などの怪我で髪の毛に悩みを持つ「18歳以下の子共」が対象となっています。
そんな悩みも持つ子供のための制度で、条件を満たすことで誰でも寄付をすることができますよ♪
ヘアドネーションの条件
ヘアドネーションをする際にいくつかの条件があります!
これらの条件を満たすことで、誰でも髪の毛の寄付をすることができますよ♪
- 31cm以上の長さのある髪の毛
- 引っ張ってもちぎれない髪の毛
- 乾いている髪の毛
- 毛束にしてまとめておく(まとめ方もあり、後ほど解説しますね。)
以上が「ヘアドネーションをするための条件」になりますよ♪
僕のお客様で、この31センチの条件をクリアするために頑張って伸ばしている方も何名かいらっしゃいますよ♪
切った後のヘアスタイルのことを考えると、かなりの長さが必要になってきますが2〜3年ほどかけて伸ばしている方もいるので本当に凄いです♪
ヘアドネーションをする際の疑問点
ヘアドネーションに興味があるけど、自分の髪の毛の状態でできるのか?
など、色々とお客様に聞かれることや疑問に思うことを書いていきますね。
Q:31センチ以上の髪の毛でもいいのか?
A:大丈夫です。長い髪の毛は貴重で、長ければ長いほどロングヘアーのウィッグを作ることができますよ!
- 31cm:ショートウィッグ
- 40cm:ボブウィッグ
- 50cm:ロングウィッグ
- 60cm:スーパーロングウィッグ
Q:31センチより短い髪の毛は寄付できるのか?
A:できません。
毛束の中にある短い髪の毛は問題ないのですが、短い毛束だけではできません。
毛束の中に含まれる31センチよりも短い髪の毛は、シャンプー・トリートメント・カラー剤の開発に使われます。
また美容師が練習で使うカットウィッグなどの素材として販売し、ウィッグ提供費用の一部となります。
Q:ブリーチやパーマをした髪の毛でも使うことはできるのか?
A:可能です!引っ張って切れないぐらいの髪の毛なら問題なしですよ♪
髪の毛を軽く引っ張っただけで切れてしまうほどのダメージが酷い髪の毛は使うことができないです。
Q:白髪のあるグレイヘアでも使うことができるのか?
A:可能です!
Q:年齢・国籍・性別などの条件はあるのか?
A:特にありません。海外からのヘアドネーションも可能ですよ♪
Q:ヘアドネーションに費用はかかるのか?
A:費用はかかりません。
Q:寄付した髪の毛がどうなったのか、確認はできるのか?
A:確認はできません。たくさんの髪の毛が届き、大変な作業になるので毛束1つ1つを把握することができません。
ヘアドネーションは慈善事業で活動してくれています。
自分の髪の毛がどうなっているのか知りたい気持ちもわかりますが、慈善で大変な作業をしてくれているので、寄付する側も安心してプロに任せるのが1番ですよ。
Q:どこの美容室でもヘアドネーションをすることができるのか?
A:ヘアドネーションの活動に協力してくれているサロンなら、預かって送ってもらうこともできます!
協力していないサロンなら、切ってもらい自分で送る必要がありますよ。
僕の働くサロンでは、ヘアドネーションの活動に協力しているサロンではないので切ってからお客様にお渡ししてますよ♪
ヘアドネーションをしたことがない美容師は多いです。
カットしてもらい、送るときの条件などもあるので、しっかりと伝えて対応してもらう必要があるので注意しましょう!
※ヘアドネーションに協力していないサロンや美容師が悪いわけではないですよ。
Q:自分で切ってもいいのか?
A:NPO法人によっては、 自分でカットした髪の毛でも寄付を受け付けているところもあります。細かな規定があるので、事前にチェックしてから自分で切るか美容室できるか決めてください。
Q:何人分の毛束でウィッグができるのか?
A:30〜50人分の毛束が必要です。毛束の長さは均等ではなく短い髪の毛も混ざっているのでため。
1つのウィッグを作るのに大変な作業とたくさんの方々の協力が必要とゆうことなんです。
Q:ウィッグが出来上がるまでの期間は?
A:数ヶ月〜1年ほど。
ヘアドネーションは凄く大変で、寄付をするのに時間がかかってしまいます。
けど、凄く素敵な活動なので興味がある方はチャレンジしてみてくださいね♪
ヘアドネーションをしたお客様の話
僕のお客様で「ヘアドネーション」をされた方やするために現在も伸ばしている方が何名かいます♪
そんなお客様のお話なのですが、凄く素敵なお話がありました!
そのお客様は、自分の親戚の子供が医療用のウィッグ待ちをしていて、それでヘアドネーションを始めました。
切った後のヘアスタイルのことを考えて、髪の毛を2〜3年ほど伸ばしていました。
髪の毛は多くて、お手入れが大変そう。。。
しかし、梳いたりすると髪の毛が短くなったり寄付できる髪の毛が少なくなってしまうので多くても頑張って伸ばしていたんです!
そして希望の長さになり、いざカット!
さっぱりとしたボブスタイルに♪
31センチ以上の髪の毛をお渡しして、後日に郵送したそうです。
そしてカットをして、次のご来店の時のおっしゃっていたのが
「ヘアドネーションを送ったら、親戚の子供の元にウィッグが届いた!」とのこと!!!
凄くびっくりしましたね。
もちろんお客様の髪の毛ではありませんよ!
奇跡みたいなタイミングですが、お客様が髪の毛を寄付して少ししたら何年も待っていた親戚の子供にウィッグが届いたのです。
そんな素敵なことに協力できたのが、凄く嬉しかったですね。
そのお客様はバッサリとボブにカットしてからも、またヘアドネーションをするために髪の毛を伸ばしています。
ヘアドネーションをするためには、時間も手間もかかってしまい大変ですが凄く価値のあることですよ♪
1つ1つの医療用ウィッグには、凄く価値があるんだろうな。と思いましたね♪
ヘアドネーションをする手順
ヘアドネーションをするための手順を解説していきますね!
動画でもわかりやすく解説してくれていますよ♪
①31センチまで髪の毛を伸ばしたら、美容室でカットしてもらいます。
予約の際に必ずお伝えくださいね。ヘアドネーションを受け付けていないサロンもあるので注意しましょう。
②ヘアドネーションをしてもらうときは、 毛束に分けてゴムで結んでからカットしてもらいましょう。
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毛束を「サイド2つ・バック2〜4つ」ほどに分けて、髪の毛が散らばらないようにカットしてもらい、カットした毛束をまとめて1つにしましょう。
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③ カットした髪の毛は持ち帰り、ジップロックなどの髪の毛がバラバラにならない袋に入れましょう。
④ジップロックに入れたら、必要書類とともにNPO法人に発送します。
髪の毛が濡れているとカビや雑菌が発生してウィッグに使うことができなくなります。
ヘアドネーションをする際は、シャンプーをする前の乾いている髪の毛でしてもらいましょう。
送り先の住所や詳しい送り方は、こちらの公式サイトに載っています↓
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございますヽ(´▽`)/
ヘアドネーションは凄く素敵な活動です!
だからと言って、無理に伸ばしてして欲しいわけではないのですが
もし凄く髪の毛が伸びていて、バッサリカットしたい!と思っている方がいるのなら、ぜひ寄付に回してあげてほしいですね。
医療用ウィッグを待っている子供は何百人といて、まだまだ行き渡っていないのです。
ヘアドネーションに興味を持った方がいればぜひ挑戦してみてくださいね。
ヘアドネーションについて少しわかっていただけましたでしょうか?
少しでも参考になってもらえれば幸いです。